ブログ
フレットとブリッジについて
こんにちは!
たけのこ楽器の中瀬です。
先週からベースの事を書いていますが今回はフレットとブリッジについて
書きたいと思います。
コントラバスからエレキベースになったときの大きな変化の1つとして
指版にフレットが付いた事が上げられます。
フレットが無いと演奏するときのハードルが上がるのですが
フレットが付いたことによって初級者にとっても始めやすい楽器になりました。
フレットが付いたことによって弾きやすくなったのですが
別の問題が起きてきます。
指で弦を押さえる時に弦を下に引っ張ります。
その時に音程がシャープするのですがフレットレスだと押さえる位置の微調整で
音程を合わせる事が可能です。
しかしフレットがあるとその微調整が出来ません。
どうやってこの問題を解決したかというと
ブリッジの部分で各弦の弦長をシャープする分長くすることで解決しました。
この調整を「オクターブ調整」と言います。
ブリッジですが初期のベースはサステインが求められておらず
ウッドベースのように短くボンッボンッと鳴ればよかったので
薄く軽いブリッジが使われていました。
60年代からロックミュージックが流行り始めベースに求めれられる音色も
変化していきました。
サステインが重視されディストーションなども使用され始めたため
音色のブライトさが必要になってきました。
そのために重量が重たいブリッジが使用されるようになりました。
基本的にブリッジは重量が重たいほど倍音が豊かになります。
80年代以降はヴィンテージブームもあり軽いブリッジを再評価するブームがきました。
フェンダー社もモデルによって重たいブリッジと軽いブリッジを使い分け
どちらの需要にも対応していました。
今ではほとんど見ることはないですがギターのように
トレモロが付いたブリッジなどもありました。
現在ではトレモロ付きのブリッジは製造されていないので
欲しい方は見つけ次第ゲットしないと次は無いかもしれないですね。
それでは本日はこの辺で。